所感:チームレスキュー

今回のレベル3の技能審査で、課題となったチームレスキューは、要救助者をホーリングし、斜めに張ったテンションラインで搬送し、目的の場所まで降ろすというものでした。
レベル3と一緒に作業に従事する者は、レベル2の受験者2人と、レベル1の受験者2人でした。
普通はレベル2にハンギングホールを命じるところを、当該レベル3は、蒸し暑い環境で重労働をさせるリスクを避け、ホーリングを床面で行わせたのは見事でした。
また、墜落の可能性及び熱中症の可能性といった高いリスクを予測して、高所作業に従事する作業者の人数と労働時間を減らしたことは、リスクアセスメントの観点からも、見事であると言わざるを得ません。
複雑な動きの中で、カラビナが反転し、安全環のネジがひとりでに緩んたのが1個ありましたが、要救助者はリギングプレートに4つものポイントで連結されていたので、大勢に影響はありませんでした。
なにより、既定の時間内で終わらせることができたのは、当該レベル3の技量の高さを証明したと思います。ご安全に!

第30回IRATAトレーニングコース 2日目

6月5日、トレーニング2日目
レベル1の諸君には、リアンカー(リビレイ)の通過、ディビエーションの通過、ノットの通過、下降モードのレスキュー等を教えました。
これらの技術はロープアクセスの必修科目です。
テクニシャンにとって、出来て当然の技ですが、如何に安全に出来るか否かが重要なポイントです。
ダブルプロテクションの原則である2ロープ・2ポイントを常に維持し、かつ安全なフォールファクターを保てるよう指導しています。